いろんなタイプの
レーサーがいるから、
ドラマが生まれる。

エンジニアとしても一流のボートレーサーは、まさに職人

サッカー評論家・指導者として辛口ながらユーモアあふれるコメントで注目を集めるセルジオさん。ボートレースの魅力は、何といってもそのスピード感にあるという。「水上を、水しぶきをあげて走る迫力はすごい。ターンの駆け引きも、スリルたっぷり」と語る。また、モーターやプロペラの調整を自分で行う点にも注目。「ボートレーサーはエンジニアとしての技術も必要。ほとんどのモータースポーツは、整備をする人と選手は別の人。そこにいくと彼らは職人でもあるよね。ボートをやめても十分に食べていけるんじゃないかな」と感心する。

「サッカーもそうだけど、スポーツは個性を争うもの。いろんなタイプのレーサーがいていいし、みんなにチャンスはあるけれど、勝つのはたった一人。だからこそドラマが生まれるよね」と語る。そんなセルジオさんに、指導者としてボートレーサーを預かるとしたらどんなレーサーに育ててみたいか聞いてみると「とにかく勝負にこだわるレーサーにしたいね。ボートに限らず、他のスポーツやさまざまな体験をさせて、闘争心を養いたい」と指導者としての顔をのぞかせた。

ボートレースの迫力を、生で体験してほしい

ブラジル出身のセルジオさんにとって、日本で初めて住んだ地であり、現在シニアディレクターを務めるアイスホッケーチームがあるのが栃木県。豊かな自然に恵まれた栃木県だが、県内にボートレース場はない。しかし「少し足を伸ばしてでも、一度は生で体感してほしい」と強く勧める。「スポーツは自分で体験してはじめてそのすごさが分かるもの。サッカーや他のスポーツとは違って、ボートを体験するのはなかなか難しいけれど、せめて現場でその迫力を感じてほしい」と語る。「自分が乗れないものに乗っているのを目にすると、単純に憧れるんじゃないかな。女性レーサーなど、実際にレースを見るとやっぱりすごいと思うもの」と熱く語ってくれた。

次世代のレーサーを育成していくためにも、ボートレースをもっと身近なものにしていくのが何よりも重要だというセルジオさん。「たとえば、レース以外でもアピールするのは大切。レースのときはヘルメットに隠れて見えないけれど、素顔を知るとますます興味が湧くよね」という。「若い人にも、レース場に行ってもっと体験してほしい」と語るその視線は、ボートレース界の未来をまっすぐに見据えていた。

関東エリア 栃木県代表 セルジオ越後

セルジオ越後SERGIO ECHIGO

1945年7月28日生まれ、ブラジル・サンパウロ出身。栃木県在住。18歳でサンパウロの名門クラブコリンチャンスとプロ契約、右ウイングとして活躍。1972年来日。現在は、サッカー評論家・指導者。現在、H.C.栃木日光アイスバックスのシニアディレクター、日本アンプティサッカー協会スーパーバイザーとしても活躍中。

関東エリア 栃木県代表 セルジオ越後

栃木県データ

  • 出身レーサー

    17人

※出身レーサーは、2016年10月31日時点