漫才というボートに、
「岡田」というプロペラをつけて、
空回りしながら前に
進んでいます。

20歳の時に、ボートレースの試験に一発合格

お笑いというサバイバルレースの中で、しっかりとその足跡を刻んできた漫才師・ますだおかだの増田英彦さん。実は、ボートレースとは、ちょっとした縁がある。「20歳の時にボートレーサー養成所の入所試験に一発合格したんです。ボートレーサー養成所(当時は、本栖研修所)で1週間研修をした後に大阪に帰ったんですが、その時に辞退しました」とのこと。大阪に帰った時にボートレース住之江ではじめてレースを見て、中途半端な気持ちでは1年間つづかないと、レーサーになることを断念した。

「辞退した話をすると結構驚かれますね。蛭子能収さんに話した時も『なんで! もったいない』と食いつかれました」と話す。「今は漫才というボートに、『岡田』というプロペラをつけて、クルクル空回りしながら前に進んでいます。転覆ばっかりしていますが」と相方をネタに笑いを誘う。「若い時はぜんぜん回らなかったんですけどね。空回りのおいしさを覚えてからは、調整しなくても回るようになりました。最近ではモーターよりプロペラが前に出てるんで、フライングばっかりですよ」。

泊りがけの仕事の時は、テレボートを楽しむことも

「やっぱり一緒に研修を受けたレーサーの成績は気になりますね。兵庫県出身の向所浩二選手が隣のベッドで、僕のことを“お兄ちゃん”って言って慕ってくれていたんです。ただ、その後イベントで一緒になった時に、僕のことを忘れていましたけど」と笑う。増田さんは、スマートフォンやインターネットからレースを楽しめるテレボートの会員で、好きなレーサーから舟券を買うこともあるそう。「泊りがけの仕事なんかで、時間のある時に舟券を購入することが多いですね。当たり外れを楽しむ感じで、気楽にやってます」と気分転換に利用している。

「僕はまだボートレース住之江の大きなステージに立ったことがないんですよ」とちょっと前に乗り出す。「ボートレーサーと芸人が集まって、トークショーとかやったらおもしろいんじゃないかな。ボートレース芸人も随分増えてきていますし」とどんどんイメージが膨らむ。「ただ、残念ながら、僕はボートレース芸人じゃないんです。唯一無二のボートレーサー芸人ですから」と、しっかりオチをつけて笑いを取ることも忘れない。

近畿エリア 大阪府代表 ますだおかだ 増田 英彦

ますだおかだ 増田 英彦HIDEHIKO MASUDA

1970年2月9日生まれ、大阪府守口市出身。松竹芸能に所属する漫才コンビ・ますだおかだのボケ担当。1993年に初舞台を踏み、デビューから様々な賞を獲得。結成10年目を迎えて臨んだ2002年の第2回M-1グランプリで優勝。現在は関西を中心に、ライブでの漫才はもちろん、情報番組の司会やレポーターなど、精力的な活動を展開している。

近畿エリア 大阪府代表 ますだおかだ 増田 英彦

大阪府データ

※出身レーサーは、2016年10月31日時点