初めてボートレースを見たとき、
光る水しぶきや歓声が気持ちよくて。
いつまでもずっと
見ていたいなって思いました。

ボートレースを知って、水の世界がまた広がりました

4歳から水泳を始めて20年以上にわたって「水の中」を舞台に活躍してきたシドニー五輪・銀メダリストの中村真衣さん。「ボートレースとは水つながりというご縁はあるのですが、初めて見たのは水泳を引退してからです。実際にボートレース場に見に行ってみて、そのスピード感と迫力、水しぶきに驚きました。じっとレースに目が釘付けになって、なんだか楽しくて仕方なくなっちゃって」とニッコリ笑う。

ボートレーサーとは、同じアスリートということで共感する部分も多いという。「スタート前の緊張感は、私も自分自身のレース前の緊張感をリアルに思い出して胸がドキドキしました」。だが、決定的な違いもある。「水泳の場合は、自分のレーンが決まっているので試合といっても自分のレースをすることに集中すればいいんです。でも、ボートレースの場合は他のレーサーたちとの駆け引きもあるから、自分との戦いに加えてライバルとの戦いもあってすごいですよね」と驚いた表情で語ってくれた。「でも、だからこそ魅力的。レーサーたちの真剣な表情をずっと追いかけていたくなる」。

スタート前の緊張感に、オリンピックの記憶がよみがえります

「仕事を通じて知ったボートレースがあんまり楽しかったので、プライベートでもアスリートの友達を誘ってボートレース場に行ったりしてるんですよ」と嬉しそうに話してくれた中村さん。「レーサーにはカッコいい方が多いんですよ!」と笑いながら「実際に行ってみるまでは知らなかったけど、ボートレース場はすごくきれいで女性の観客も多いんです。みんなでワイワイ行くのも楽しいし、女性専用のシートもあるから一人でも気軽に行けますよね」。

見る回数を重ねてわかってきたのは「場所やその日の自然条件によって結果が左右されること」。実力だけではなく運もある。だが、どんな状況の中でも実力を常に発揮しなければいけない。「私の感覚で考えると、オリンピックがずっと続くみたいなもの。そのプレッシャーはとてつもなく大きいものだと思います」。シドニーの予選前に「ほとんど眠れなくて辛かったし、おにぎり一つがのどを通らなかった」という話を聞かせてくれた後、こう続けた。「アスリートがそんなプレッシャーを超えてレースに挑めるのは、やっぱり好きだから。そして自分の頑張る姿が誰かにとって力になるといいなって思っているからです」。

甲信越エリア 新潟県代表 中村 真衣

中村 真衣MAI NAKAMURA

1979年7月16日生まれ、新潟県長岡市出身。4歳から始めた水泳で徐々に力を発揮し、中学3年生のときに日本選手権100m背泳ぎで初優勝。高校2年でアトランタ五輪出場、2000年のシドニー五輪では女子100m背泳ぎで銀メダル、女子4×100mメドレーリレーで銅メダルを獲得。27歳で現役引退した後は指導者として精力的に活動中。

甲信越エリア 新潟県代表 中村 真衣

新潟県データ

※出身レーサーは、2016年10月31日時点