ボートレーサー同士の
人間模様を観戦するような、
楽しみ方もアリですね。

ライバルでもあり仲間でもある、同期の存在って特別で複雑

「芸人仲間にも好きなヤツが多いんで、よく話題にもなりますね」。そう語るのは、お笑い芸人の山下しげのりさん。「それでこないだ聞いたのは、ボートレーサーって操縦だけじゃなくて、メカニック的なことも全部やるんでしょ? それには驚きましたね」。そんな山下さんも、お笑い芸人とうどん屋の“二足のわらじ”で活躍中だ。味へのこだわりについて聞くと表情が一変。「うどんってゆで上がった瞬間がピークで、時間が経つにつれてどんどんまずくなるんです。だからうちの店では、いわゆる“茹で置き”しないでお客さんに提供しています」。ボケることなく真剣に話す山下さんからは、ボートレーサーと同様、勝負の世界で生きていることがひしひしと伝わってくる。

この取材の前日にあったボートレース浜名湖でのレースで、1号艇と2号艇の隣同士が同期という対戦があった。優勝すれば賞金900万円。ファンの注目も集まるなか、激しくやり合った。その話題になると「いやぁ、深いですねぇ。ライバルでもあるし、仲間でもあるし。それでも勝負は勝負っていうね。お笑いと通じる部分がありますね」。お笑い芸人にとっても同期の存在は特別で複雑。そう話す山下さんに、もしもボートレーサーだったら? と質問をすると「多分、自分の手の内がバレへんようにしますわ。アドバイスとか絶対せえへん!」と言って笑う。そして「いくら仲間意識が強いっていっても、思いっきり戦い倒すわけでしょ? それ考えたらボートレーサーの世界ってシビアですよね」と続けた。

好きな世界で勝負することは、間違いなくおもしろい

山下さんの出身地香川県には、ボートレース丸亀がある。自身も20代の頃に一度行ったことがあるようだが、その当時に比べると随分キレイになったこと、今はナイターレースも人気で、スイーツも売っていることなどを伝えると、「全然ちゃいますやん!」と笑ってツッコんでくれた。「だったら若い人もデートとかによさそうですね。ナイターレースはイルミネーションが水面に浮かびあがって観戦しててもキレイでしょうし。夜景を眺めるつもりで行って、レースに引き込まれて盛り上がって。舟券買ってたらけっこう白熱しそうですね。最初は人気レーサーお目当てで見るのもいいと思うし、ボートレーサー同士の人間模様を観戦する楽しみ方もあるし…。いやぁ、知れば知るほどおもしろいんとちゃいますか。僕ちょっとハマりそうですもん!」。

好きな世界で勝負することは、間違いなくおもしろい。それはボートレーサーと芸人の共通点だ。そしてカメラの前には、勝負の場所を増やした芸人が、うどん粉まみれで立っていた。

四国エリア 香川県代表 山下 しげのり

山下 しげのりSHIGENORI YAMASHITA

1968年10月29日生まれ、香川県高松市出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。吉本総合芸能学院(NSC)大阪校10期生。同期の渡辺鐘(現・桂三度)とコンビを組み、1992年「ジャリズム」を結成。コンビ解散後、2011年からオモロー山下として活動する傍ら、2012年に目黒で「山下本気うどん」を開店するなど、精力的に活躍中。

四国エリア 香川県代表 山下 しげのり

香川県データ

  • ボートレース場

  • ボートレースチケットショップ

  • 出身レーサー

    38人

※出身レーサーは、2016年10月31日時点