自分の推理が
水面において試される。
レースのことを調べるほど、
予想の読みは深くなりますね。

リスクを冒して勝ちに行くレーサーは嫌いじゃない

幅広く様々なスポーツに精通する二宮清純さん。実はボートレース歴もかなり長く、今までたくさんのボートレーサーを見つめてきた。「フライングってあるじゃないですか。もちろんレーサーのペナルティなんだけど、ギリギリの覚悟をしてリスクを冒しても勝ちたいって思うレーサーは嫌いじゃないな」とつぶやく。プロには、オンのリスクとオフのリスクがある、というのが二宮さんの持論。「多少のリスクを冒さないとやれない取材もありますよ。失敗してはいけないけれど、失敗を恐れ過ぎてもいけない」。

ボートレースの話を聞くと、これまでの経験や知識がとめどなく溢れてくる。「私は何でも凝る方なんですよ。自分の推理が水面において試される訳ですから。レースのいろんな知識や知見があった方がもっと楽しめると思いますね」と笑顔で話す。レース場の水が淡水か海水か、ナイターか昼のレースか、風の向きや気温についても考えるそう。「調べると予想の読みは深くなりますね。だからといって勝てる訳じゃないんだけどね(笑)」と茶目っ気をのぞかせる。

技術の発達で、予想にも革命が起きるかもしれない

二宮さんのボートレースの最初の記憶は、故郷の愛媛県で子供の時に見たボートレース丸亀のCM。その当時とはターンの技術も大きく変わり、舟券についてもスマートフォンやインターネットで簡単に買える時代になった。「ボートレースも通信技術の発達と無関係ではないですね」と二宮さん。「4Kや8Kといった画像でレースが中継されるようになると、すごいものが見えるようになる。波しぶきやレーサーの表情、ターンマークの攻防などはもっとエキサイティングになるし、予想にも革命が起きるかもしれない」と口調にも熱がこもる。

そんな二宮さんだが、最近は少し引いた位置からボートレースを見ているという。「私は人生は距離感だと思うんです。書き手と取材対象となるレーサーの間もそう。近すぎると見なくていいものも見えるし、離れると何も見えない。私のレースに対する距離感も年齢と共に変わってきましたね。熱くなって近づく時もあったし、今は冷静になって見つめている感じです。人それぞれの距離感で、ぜひボートレースを楽しんでほしいですね」。

四国エリア 愛媛県代表 二宮 清純

二宮 清純SEIJUN NINOMIYA

1960年2月25日生まれ、愛媛県八幡浜市出身。スポーツ紙や流通業界紙の記者を経て、スポーツジャーナリストとして独立。野球、サッカー、プロボクシング、相撲、プロレスなどを精力的に観戦・取材している。特定のジャンルに偏らず広い範囲を取り上げ、政治・経済に関する本なども出版している。

四国エリア 愛媛県代表 二宮 清純

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※出身レーサーは、2016年10月31日時点